このCD-ROMには、オンラインソフト、体験版ソフト、デモなどが収録されています。できるだけたくさんのソフトを紹介するべく、ほとんどのファイルは圧縮された形で収録されています。
ここでは、その圧縮を解凍(伸張)する方法と、インストール、アンインストール方法を説明します。
これらの方法をすでにご存知の方は、読み飛ばしても構いません。
なお、このCD-ROMを作成するにあたり、国内で流通している3種類のワクチンソフトと最新のパターンファイルを用いてウィルスチェックをしております。CD-ROMに収録したファイルは、圧縮ファイルおよび解凍後のファイルに対しても工場出荷前にウィルスチェックを行っておりますので、ご安心してお使いいただけます。
本誌の「ROM-NAVI操作マニュアル」でも紹介されている通り、ROM-NAVIをご利用になると、CD-ROMに収録されているオンラインソフトを簡単に解凍したりコピーすることができます。
《注意》
必ず解凍ソフトをインストールしてください。インストールされているかどうかが分からない場合は、次の手順で判断してください。
- ROM-NAVIを実行します。
- 「XX_厳選!オンラインソフト130」(XXは数字)フォルダの左横に表示されている[+]マークをクリックします。
フォルダが開き、その中にさらにフォルダが表示されます。
- 「アプリケーション」フォルダをクリックします。
ファイルウィンドウに「アプリケーション」フォルダに収められているファイルの一覧が表示されます。
- ファイルウィンドウから拡張子(ファイル名の最後の3文字)が、LZHやZIPというファイルを探してください。拡張子は大文字でも小文字でも、これらが混ざっていても構いません。
- そのファイルのアイコンを見てください。
どちらか一方でも というアイコンになっている場合は、解凍ソフトをインストールする必要があります。
本誌の6ページをご覧になり、CD-ROMに収録されているLhasaという解凍ソフトをインストールしてください。
Lhasaを正しくインストールできるとというアイコンが表示されます。
Lhasa以外に何らかの解凍(圧縮)ソフトがインストールされている場合は、それらのアイコンが表示される場合があります。
■ 圧縮ファイルの概要
ここで簡単に圧縮の仕組みを紹介します。
あるファイルを圧縮して小さくするには「アーカイブソフト」や「アーカイバ」と呼ばれるソフトを使います。アーカイブとは、英語のArchiveで「書庫」という意味です。つまり、ファイルを本に見たて、乱雑につみあがっている本を1つの本棚にキッチリまとめるソフトというわけです。
アーカイブソフトは、先の動作そのもので、1つまたは複数のファイルを1つのファイルにまとめ、圧縮するソフトです。1つにまとまったファイルは「圧縮ファイル」または「書庫ファイル」と呼ばれます。ここでは「圧縮ファイル」ということにしましょう。アーカイブソフトには、さまざまなものがあります。代表的なものが、LZH(エルゼットエッチ)方式と、ZIP(ジップ)方式です。どちらも拡張子で区別できます。どちらも20年近く使われつづけてきた圧縮方法です。LHZは日本を中心に流布した方式、ZIPはアメリカを中心に流布した方式です。
現状ほとんどの圧縮ファイルは、このどちらかであるといってもよいでしょう。
圧縮したファイルを元に戻す。つまりファイルを伸張するには「解凍ソフト」を使います。圧縮の正しい反対語は、伸張です。しかし、15年以上も前からファイルを伸張することは「解凍」に定着し、今に至っています。確かに伸張というより、解凍の方がイメージ的にはマッチしますしね。
さて圧縮には、LZHとZIPの2種類があると紹介しました。CD-ROMに収録されているLhasaは、どちらにも対応しているため、これ1つあればOKです。■ 圧縮ファイルの見分け方
ROM-NAVIで「XX_厳選!オンラインソフト130」以下にあるフォルダをクリックしてファイルウィンドウを見てください。
拡張子に注目すると、3タイプあることが分かります。先に説明したLZHとZIP以外にEXEがあるのが分かります。
LZHとZIPは、先の通りLhasaを使ってファイルを解凍する必要があるファイルです。これらを「解凍ソフトが必要なタイプ」としましょう。
一方、拡張子がEXEのファイルは、プログラムファイルです。ROM-NAVIでダブルクリックすると、実行され保存先を入力する画面が表示されます。保存先を入力すると、自動的に解凍がはじまり、ものによってはインストーラ(代表的なのが、ブルーのグラデーションバックに白い文字が表示される画面)が起動します。このように、拡張子がEXEの圧縮ファイルは「自己解凍タイプ」と呼びます。■ 解凍ソフトを利用するタイプ
このタイプのファイルをROM-NAVIでダブルクリックすると、次のようなメッセージが表示されます。
「解凍ソフトを実行する」を選び[OK]ボタンをクリックすると、解凍ソフトが実行され指定したファイルの解凍がはじまります。本誌6ページの通りにLhasaとその設定を行っている場合は、デスクトップにフォルダが自動作成され、そのフォルダの中にファイルが解凍されます。デスクトップに作られるフォルダ名は、圧縮ファイルのファイル名から拡張子とピリオドを抜いたものです。
《注意》
解凍ソフトの種類やその設定によって、ファイルが保存できないCD-ROMにファイルを解凍しようとし、エラーメッセージが表示される場合があります。
本誌6ページで推奨しているLhasaとその設定をご利用になるか、「ファイルをコピーする」を選んでください。「ファイルをコピーする」を選び[OK]ボタンをクリックすると、解凍ソフトを起動せず、圧縮ファイルをそのまま指定のフォルダにコピーします。
この画面で、圧縮ファイルのコピー先を指定します。保存先を指定しないで[保存]ボタンをクリックすると、デスクトップにコピーされます。ROM-NAVIを終了してから、ご愛用の解凍ソフトを使って圧縮ファイルを解凍してください。
「以降、上記の設定に従い、このメッセージを表示しない」をチェックすると、以降圧縮ファイルをダブルクリックしたとき、このメッセージがでなくなります。慣れないうちはチェックしない方がいいでしょう。
ここをチェックし「解凍用ソフトを実行する」を選べば、ファイルをダブルクリックするだけでドンドン解凍できます。「ファイルをコピーする」を選んでおけば、デスクトップなどに連続してコピーできます。《注意》
このチェックボックスは、ROM-NAVIを終了するまで有効ですから、再びメッセージを表示させたい場合は、ROM-NAVIを一旦終了させてから、あらためて実行してください。[キャンセル]ボタンは、圧縮ソフトの実行もファイルのコピーもしないで、ファイルを選択する画面に戻ります。
■ 自己解凍タイプ
ROM-NAVIからファイルをダブルクリックします。
たいていの場合、解凍先のフォルダを入力する画面が表示されます。"C:\Program Files\xxxxxx\"というように、CドライブのProgram Filesがあらかじめ入力されている場合を除いて、ドライブやフォルダを指定します。このとき、どこのフォルダに何を解凍したのかをメモします。《注意》
1つのフォルダに複数の圧縮ファイルを解凍すると、どれとどれがセットになっているファイルなのかわからなくなります。必ず、1圧縮ファイル1フォルダを大原則にしましょう。
保存先を指定する画面で、新しいフォルダ名を入力すれば、たいていの場合そのフォルダを自動的に作成し解凍されます。たとえば、あらかじめ"d:\"と入力されているような場合は"d:\soft1\"と入力すれば、soft1というフォルダが自動的に作成され、そこに解凍されます。デスクトップにフォルダを作りそこに解凍する場合は、"C:\windows\デスクトップ\soft1\"のように入力します。このとき"デスクトップ"は、必ず半角のカタカナで入力します。"soft1\"は、デスクトップに作るフォルダ名です。圧縮ファイルのファイル名の一部を使うと対応が分かりやすくなります。
先に"C:\Program Files\xxxxx\"の場合は、変更しない旨を書きました。あらかじめCドライブのProgram Filesフォルダ以下を指定してあるソフトは、解凍したファイルそのものがプログラムになっているか、ファイルを解凍すると自動的にインストーラが起動するようになっているからです。詳しくは「ソフトのインストール」を参照してください。
《注意》
自己解凍ファイルをダブルクリックすると、ファイルの解凍だけでなく、自動的にインストーラが実行される場合があります。インストーラの実行中は、他のプログラムを終了させる旨の表示を良く見かけるとおり、ROM-NAVIも終了させた方がより安全にインストールできます。
ファイルの保存先のウィンドウが表示されている状態になったら、タスクバーや[ALT]+[TAB]キーなどを用いて、ROM-NAVIを表示させこれを終了させてください。
圧縮ソフトの解凍ができたところで今度はインストールです。解凍したファイルは、次の2通りになっています。
■ 「そのままプログラムになっている」タイプ
■ 「setup.exeやInstall.exeなどがある」タイプ
ディスクの容量不足などで、やむなくアンインストールする場合や、お気に召さないソフトを安全に削除する方法を紹介します。
《注意》
ソフトに添付されている文書で指定された方法を最優先してアンインストールしてください。特に明記がない場合は、下記の手順にしたがってください。■ [スタート]ボタンにそのソフトが登録されている場合
■ [アプリケーションの追加と削除]からのアンインストール
Setup.exeやInstall.exeでインストールした場合、ほとんどの場合[アプリケーションの追加と削除]から安全にアンインストールできます。その手順は、次の通りです。
- [スタート]ボタンをクリックし[設定]-[コントロール パネル]を選びます。
「コントロールパネル」ウィンドウが表示されます。
「コントロールパネル」ウィンドウにある、[アプリケーションの追加と削除]アイコンをダブルクリックします。
次のような画面が表示されます。
- よく確認してから[追加と削除]ボタンをクリックします。
- 次のようなメッセージが表示されたら[はい]ボタンをクリックします。
ソフトによっては表示されない場合もあります。
- アンインストールがはじまると、次のようなメッセージが表示される場合があります。
ソフトによっては、同じ共有ファイルを使用しているものもあるため、[すべて残す]を選んでおいたほうがよいでしょう。
なお、場合によっては削除しないとうまく動作しないソフトもあります。次の技術情報を読んで意味がわかる方は、ご自分で残すか、削除するかを判断してください。
《技術情報》
インストーラが用意されているソフトは、共有ファイル(DLLやOCXなど)をインストールする際に、レジストリ内にあるその共有ファイルの「リファレンスカウンタ」を+1します。逆にアンインストールする場合は、リファレンスカウンタを-1します。Windowsはこれを手がかりに、リファレンスカウンタが0であれば「他のソフトで使っていない共有ファイル」、1以上であれば「他で使われている共有ファイル」と判断します。
したがって、このリファレンスカウンタの操作をしないソフト(主にインストーラが添付されていないもの)が、共有ファイルを削除することで動作しなくなる場合があるということを意味します。いかんせん、あまりに単純なリファレンスカウンタ方式(おおざっばな外人が考えそーなことやね)と、小さなダイアログで訳のわからんメッセージになっているわけです(MSのために弁解すると、Windows2000は賢くなったぶん手間のかかるやっちゃ~)。
- しばらくファイルの削除作業が続きます。
《注意》
絶対アンインストール中に、続けて他のソフトのアンインストールをしないようにしてください。必ず、アンインストールが終了した旨のメッセージが表示されるまでは、次のソフトのアンインストールを行わないでください。
単純なリファレンスカウンタが壊れるからね。やさしく、やさしく。
- アンインストール完了のメッセージが表示されます。
ソフトによって画面は異なります。[OK]ボタンをクリックして2番の画面に戻ります。
続けてアンインストールを行わない場合は[OK]ボタンをクリックします。■ アンインストーラが上記にもない場合
ソフトをインストールしたフォルダを、マイコンピュータやExplorerから削除します。
《注意》
ごくまれにソフトのフォルダ以下に、作成したファイルを保存している場合があります。必要なファイルがないかをよく確認してください。